夏に向け、IoTを使った熱中症対策

コンテンツ(目次)
このようなお悩みをお持ちの方
- ■ 現場作業員の熱中症対策、予防、予兆検知をしたい
- ■ 在宅での熱中症予防に、リアルタイムでのモニタリングがしたい
- ■ウェアラブルセンサーを使って生体情報をセンシングしたい
IoTを使った熱中症対策ソリューション
熱中症対策には人それぞれのモニタリングが必要
夏になると高まる熱中症のリスク。昨今の温暖化により熱中症の発症者数や救急搬送数も増えてきています。
熱中症は日常生活、運動中、作業中等様々な場面において発生します。年齢別に見ると10代は運動中、成年の男性は作業中、乳幼児や高齢者及び40代以上の女性では住宅で多く発生しています。特に近年では、家庭で発生する高齢者の熱中症が増加傾向にあり、高齢者では住宅での発生が半数を超えています。(出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル 2022」より)
建設現場や工場などで働いている現場作業員は、熱中症を回避するために水分補給や休憩などを定期的に行っていますが、症状の発症は生活習慣やその日の体調など個人差があるため、各個人に合わせた対策が必要となります。
高齢者の方は、エアコンを付けていても熱中症になることもあり、暑さに対して適切な予防や対策が取れていない場合もあります。

暑さ指数(WBGT)のリアルタイムな可視化による注意喚起
熱中症の発生と気象条件の間には密接な関係があります。
気温が高い日は、からだから外気への熱放散が減少するため、熱中症が発生しやすくなります。気温の高さに加え、特に湿度が高い場合や日射が強い場合は、より熱中症のリスクが高くなります。
温湿度センサーによる、暑さ指数(WBGT)のモニタリングを行うことで、水分補給や休憩を取るよう注意を促したり、行動改善につなげることができます。
IoTで体温データを取得し、熱中症リスクを検知
体温を随時取得できるウェアラブル型のセンサーデバイスにより、体温データを収集することで、体温変化をモニタリング。体への負荷情報を可視化し、必要に応じたアラート通知を行うことができます。
また日々のモニタリングにより、各個人のコンディションを把握することで、体調や環境に応じた体温の変移状況を予測することもできるため、業務効率改善にも活かすことが可能です。
熱中症対策のIoTに必要なモニタリングシステム
IoTを使ったモニタリングに必要なシステム構築には下記が必要となります。
1、センサー
モニタリング対象者の体温や発汗など、偏移情報を取得するためのバイタルセンサーは、小型であること、充電が不要であること、お風呂や睡眠時も外す必要がない形が理想です。
温湿度などの環境センサーデータを合わせて可視化することでより詳細なモニタリングにつながります。
2、ゲートウェイ
センサーが取得するバイタルデータや環境データを受信し、ネットワーク経由でサーバー側に送信する中継機器です。センサーから一定距離(一般的には数m〜数十m内)が離れても受信できるように作られています。
obnizのクラウドIoTでは、取得したデータの遠隔からの一元管理はもちろん、取得したいデータの追加や変更も遠隔から更新することができます。
3、データベース
センサーが取得しゲートウェイが送信してきたデータ(情報)が蓄積されるデータベース。データを蓄積することで、過去との比較や分析が行なえます。
4、システム/アプリケーション
たとえば、データベースに蓄積されたデータ(情報)をソフトウェアを使ってグラフ化やデータの変化を可視化できます。視覚的なわかりやすさや、異常の際にはアラートを出すといった機能を実装することで、最適なタイミングで休憩や水分補給をうながす行動につなげることができます。

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